D&D4e「亡霊軍団の進撃」第3回あらすじ

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インヴァネス城跡に入り始めた入植者のキャラバンたち。意気昂揚となったキャラバンたちに突然の動揺が走る。城跡内で中央で崩れていた筈の塔の残骸が突然空に浮かび上がったかと思うと、やがて半透明な塔の形に組み上がり、そしてまるで当時からそこにあったかのような姿で実体化する。

その不気味な存在を軽く調べてみるも、入口らしきものは見当たらず、それが何なのかは誰にも知る術を持ち合わせてはいなかった。

スプリンターシールドはそんな塔の出現を訝しみながらも、当初の予定通りに部下に指令を出し、インヴァネスの浄化の儀式を始めた。しかしその僅か数分後、儀式は一旦中断される。スプリンターシールド自身が警告を発したからだ。その先には、城跡の外で突如としてアンデッドが地面から沸き起こり、あたかも浄化の儀式を邪魔せんとインヴァネス城跡の入口めがけて歩いてきている。

冒険者たちは誰に指示されるでもなく、自然に入口の前に立ちこのアンデッドたちの進入を食い止めこれを全滅させ、無事浄化の儀式は完成し城内は清らかな空気に包まれた──ただし、その塔は相変わらずそこに居続けた。だが、浄化の儀式で消えないのであれば邪悪な存在ではないのだろう、スプリンターシールドはそう判断し、彼自身はその塔に特別な対処の指示を出すことは無かった。

儀式が完成した後の安息もつかの間、門番を努める衛兵が、マルグラムとスプリンターシールドを呼び寄せた。そこに冒険者たちも同行してみると、古めかしいが立派な鎧と紋章の入った盾を装備した見知らぬ戦士がゆっくりと近づいてくる。その姿は半透明──彼もまたアンデッドだったのだ。

彼は入口の手前で立ち止まり、浄化の儀式の範囲の外からまるでそれを検分するかのように周囲を見回した後で言う。

「このサラザール・ヴラディストンの行く手を阻むものは何だ?何の権限あって貴様らは我を我が聖所から遠ざける?この侮辱に責あるものを我が前に差し出せ、さすれば我はその者を殺しこの呪文を打ち破ろう」

サラザールの要望──浄化の儀式を解除し、今すぐ荷物をまとめてここから出て行けという脅し──はスプリンターシールドによって悉く拒否された。城内に入って来ないことで儀式の効果が効いているのを確信し、スプリンターシールドは自信を持って、このアンデッドの要求を受け入れなかったのである。「すべてはモラディン様の御意志である」と。

冒険者達が仲裁に入るも、お互いの意見は平行線を辿る。そもそも妥協点など見いだす意志が互いに無い以上、どちらかが折れるしかなかったのだ。やがてサラザールはきびすを返し立ち去ろうとする間際に、言い放つ。「貴様らが今夜拒んだのは悩み苦しむ魂一つ。だが、亡霊軍団に対しては如何に振る舞うか、とくと見せて貰おうではないか」と。

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入植から数ヶ月が経ち季節は冬になった。かつては「インヴァネス城跡の入植地」と呼ばれていたこの地は「インヴァネス村」と呼ばれるようになる。冒険者達は村での仕事を終えた他の村人たちと共に、居酒屋で暖を取りながら、夕食を取っていた。そんな冒険者たちのテーブルにファルディラが同席を求め、彼らは彼女を歓迎した。ファルディラはここに来てからというもの、数ヶ月の時間を村の中央に現れた塔の調査に時間を費やした。結果は芳しくなく、塔の正体どころか出入口さえ見つけられないという状況に、明らかな疲労の表情を浮かべていた。

そんな時だった、居酒屋にスプリンターシールドがやってくると、冒険者達とファルディラに見てもらいたいものがあると行って彼らを外へ呼び出した。出て行ってみると、すでにその場所にいたマルグラムの足元に6体の亡骸が横たわっていた。奇妙なことに彼らの身体からは赤い結晶体のようなものが、皮膚を突き破って出てきている症状が現れていた。自然の病気ではあり得ない奇妙な症状を呈して死亡した、インヴァネスの森番たち。たまたままだ生き残っていた一人が目を開き、二言三言言葉を残して、彼もまた事切れた。人間たちだけでなく、動植物にまで外が及んでいることと、泉の水を飲んでからこうなったこと。そしてまだ森番たちが森のなかにいることを告げていた。

冬の夜更けになりそのまま、冒険者達は森番達の救出に向かい、この病気の発生源とおぼしき泉の様子を調べてくることをマルグラムに頼まれる。そこにスプリンターシールドも加わると言い出した。マルグラムは激昂し、「この村の安全や守りの儀式はあんたの命にかかっているのだぞ」と諭す言葉に対しても、スプリンターシールドは聞く耳を持たない。やがてマルグラムが折れ、同行する冒険者達に告げる。「司祭どのから離れるな、森番が見つかろうと見つかるまいと、司祭だけは生きたまま連れ帰ってくれ」と。

冒険者たちはスプリンターシールドを伴い、村の水源の一つである東の泉に向かった。幸いなことに、冒険者達は森番たちの足跡を辿ることができたため、すぐに森番たちのいるところに到着することができた。

ただし、その森番たちの様子はもはや正常とは言いがたかった。ひと目にわかる、他の死者やこの近隣の動植物たちと同じ症状、赤い結晶体が身体を突き破って生えていた。既に彼らは正気を失い、冒険者たちがスプリンターシールドを見つけるな否や、持っていた斧を武器に彼らに襲いかかり始めるのであった。

やむを得ず森番たちを倒すことになった冒険者たち。スプリンターシールドも無事である。そしてスプリンターシールドは周囲を見渡すと、この一体に"何か間違った気配"を感じるのだという。疫病の原因を探しだし、今晩のうちに浄化の儀式によってそれを消し去ることができると信じている。そして彼は冒険者たちに向かい、どうか私を手伝って欲しいと頼み込んできたのであった。

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このページは、koukiが2012年1月15日 12:49に書いたブログ記事です。

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