2009年導入新型車両最終デザイン発表
http://www.f-nippon.co.jp/news/news.php?eid=00163
第一印象はまずシンプル。
空力を意識したであろう曲線は今風なのだが、フロントノーズのシンプルさといい、サイドポンツーンからリアにいたるまでのシンプルさ、さらにはドライバー頭上のエアインテークが無いフォルム。
90年代を通り過ぎて80年代半ばのマシンを連想させるほどシンプルなデザインになっている。
これを逆行と捉えるか、退化と捉えるか、あるいは現在が過度と捉えるか。
一昔前までは、空気抵抗を減らすためにも前を走る車の直後に付く、スリップストリームと呼ばれる低抵抗エリアを走るのが追い抜きの手本だった。が、今では、マシン空力が発達しすぎた結果、前の車の後ろの空気の流れはタービュランス(乱気流)が発生していて、むしろスリップストリームに付くほうが危険だったりするため、フォーミュラーマシンでのオーバーテイクが激減している。
さらにはマシンの素材の変化もある。
フォーミュラーではカーボンモノコックが一般的。カーボンは強度に優れているし、クラッシュ時などには破砕することで衝撃を逃がす特性がある。が、その特性故に、1回の接触でそのレースの全てが終わりになる。このあたり多少凹んでもガムテープなどで補修したりするSUPERGTとか、チームプレイで後ろの車が前の車を物理的にプッシュするのが茶飯事のNASCARなどのハコ車のレースとは決定的に異なり、ドライバーは慎重にならざるを得ない。
かつてのような多少ぶつけて凹ませてもドライバーの技量と度胸で、それを全部チャラにした上にさらに勝ってしまうような、故ジル・ヴィルヌーブのようなドライバーは今のフォーミュラーでは食っていけない。
それが良いか悪いかとかは一概に言えない。時代に応じて変化するのは常だ。ましてやモータースポーツなら尚更だろう。ただし、現代のF1などはピット戦略(とそれを決定付ける予選結果)がほぼ全てで、ピット以外でのオーバーテイクシーンなどスタートして数周で出尽くしてしまう。たぶん俺がつまらなくなったと感じる理由はそこなんだと思う。
F1が時代と共に変わっているように、見る側も面白いと思うポイントを変えていかないといけないのだろうか。
それともそうではないということを、この2009年型のFNマシンは示してくるのだろうか。
まぁ、まだ2008年シーズンも開幕していないわけだがw

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